Altmetrics(オルトメトリクス)とは

Altmetrics(オルトメトリクス)とは「alternative(慣習[伝統]的方法をとらない,新しい)」+「metrics(測定法,評価指標)」の造語であり、論文の評価指標として広く使用されてきた被引用数に基づく指標とは違い、WEB上でのソーシャルメディア(SNSやブログ)等の反応から学術論文記事やデータセットなどの影響度(Impact)を測定しようとする手法、またはこのような測定手法を用いながら新しい研究の影響度を測定する活動の総称を指します。

metrics

WEB上では一つのデータを様々なSNSで参照(フォローやつぶやき等)されています

これまで、被引用数で学術雑誌の影響度を測る場合、論文を引用するまでに時間が掛かり、その時間差が問題点と指摘されることもありました。

Altmetrics(オルトメトリクス)はWEB上での反応を指標としているため、WEB上での学術論文記事やデータセットなどを参照するまでの時間差が少なく、リアルタイムで学術論文記事単体の影響度(Impact)を測るうえで有効と考えられています。

しかし、その反面ソーシャルメディアが指標になるため、一般受けがしやすい記事に反応が集まり、偏った評価になるなどの問題点も抱えております。
現在このAltmetrics(オルトメトリクス)の概念を基に様々なサービスが登場しています。

J×J Supporters Newsletter Altmetrics特集号

jjsupporters LP博士Altmetrics(オルトメトリクス)についての詳細は弊社にて発行している学術情報に関するニュースレター「J×J Supporters Newsletter Altmetrics特集号」にも掲載しております。

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※「Altmetrics」はWEB上でのソーシャルメディア(SNSやブログ等)の反応から学術論文の各記事の影響度をリアルタイムに計測するという考え方の総称であり、上記「Altmetric」のサービスは「Altmetrics」の考え方を基にしたWEBサービスとなります。「Altmetrics」「Altmetric」同一の意味ではございません。

参考
http://altmetrics.org/
林和弘. 研究論文の影響度を測定する新しい動き-論文単位で即時かつ多面的な測定を可能とする Altmetrics-. 科学技術動向. 2013, 3・4月号, 20-29