学協会様の悩み-最適な学術誌のデータ保存形式を選びたい
学術誌を冊子体で発行・保管している学術団体様より、発行した過去号を全てデータ化したいということで、ご相談がありました。
さらに、保管用のデータの仕様について「どのようなデータ形式にすべきか」も、あわせてご相談を頂きました。
弊社はまず、お客様の保管用データの使用目的についてをお伺いしました。
すると、お客様の使用目的は「海外のデータベースに掲載」ということでございました。弊社ではデーターべ―スの仕様や、今後の展開などを考慮して、お客様の目的に沿った最良の方法として「全文XMLデータ」で保管することをご提案いたしました。
代表的な保管用データ形式
JPEG
(画像形式)冊子をスキャニングし、紙面を画像として保存する。安価で手早く作る事が出来ます。 冊子をスキャニングした後、本文情報を解析し、テキストデータを埋め込む事が出来ます。テキストデータを埋め込む事で、データの汎用性(データ変換の応用力)を上げる事が出来ます。 高機能PDF 印刷データから作成するPDFで、テキストデータの埋め込みはもちろん、引用文献へ識別子(DOI:Digital Object Identifier)も埋め込む事で、引用元へリンクを貼ったり、論文内の見出し単位で目次を作る事も出来ます。 XML XMLデータとは、文書やデータに構造を持たせる XMLというマークアップ言語を用いて作成するデータです。
XMLを簡単に説明すると、それぞれの文字情報に対し、その文字情報が何を意味するものか(タイトル、著者等の書誌情報や論文の構成等)を補足付けしたデータです。
また学協会様より、今後の展開として複数の海外データベースに掲載したいという要望もあり、なおさら「国際標準であるXML形式でデータを保存することが、今後の手間・費用の軽減となる」こと説明させていただき、採用いただきました。
この『学術誌 問題解決ソリューション』のポイントとは
学術誌の冊子をスキャンしてPDF保存することが比較的広まってきた事で、過去の冊子すべてをPDFに変換する案件も増えてまいりました。
弊社では、用途によって最適なデータ保存形式を提案しております。
- 閲覧のみで使う場合は、画像形式で安価に
- 会員向け学術誌をデータベース保存する場合は、本文のテキストデータを埋め込んで検索しやすく
- 学術誌をプラットフォームに掲載して一般公開する場合は、書誌情報や引用の機能性を充実した形式で
- 海外の論文プラットフォームに掲載する際は、国際標準となっているXML形式で
データの作成にはどうしても費用が掛かりますし、その金額はデータ形式によってまちまちです。データ作成後の利用方法を検討し、目的に沿った形での保存を検討いただくことが重要と考えております。
学会誌発行サポート/学会事務業務などは私たちにお任せください
レタープレス株式会社は創業から130年以上、学術誌・学会誌発行などのサポート業務を日本の学協会や大学から多く受託して参りました。
学会誌印刷をはじめ、査読手配、校正確認、著者校正手配、学会事務局運営に関するノウハウを蓄積し、専門性の高いスタッフがサポートしてまいります。
お問い合わせいただきました内容については、レタープレスで長年のノウハウから学会様にとって最良のご提案をいたします。
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