学術情報を発信するニュースレター J×J Supporters

「J×J supporters Newsletter」はレタープレス株式会社が発行する「学術情報」発信に関するNewsletterです。

[No.19]
J×J サポーターズ ニュースレター


ダークアーカイブとは?- Academic Information –

2018年4月にJ-STAGEから「掲載しているデータの長期的保存と安定的提供を目的に、Porticoのダークアーカイブサービスの提供を2018年10月から開始する」と発表がありました。
ダークアーカイブとは?どのようなことでしょうか。今回はこのダークアーカイブという用語についてご紹介させていただきます。
論文などの学術情報を、例えば出版社のWEBサイトに掲載している場合、万一出版社の倒産などでサーバが停止してしまったら、論文などの掲載情報自体がなくなってしまうことが考えられます。
ダークアーカイブとは、このような保存していた学術情報の損失がないようにするため考えられた仕組みで、掲載しているWEBサイト・プラットフォーム等(例えばJ-STAGE)とは別に、万一の災害や大規模なシステム・ネットワークの障害等のバックアップとして長期間保存することを指し、一般的なダークアーカイブでは通常閲覧を前提としないデータ保管のことをいいます。
ひょっこりLP博士
J-STAGEでは、10月よりPorticoのダークアーカイサービスの提供が開始されます。もし何かあったとしても、ダークアーカイブ側に学術データがアーカイブ(保存)されることになりますので安心です。
これからの論文などの学術情報データは、永続的に保存ができるのかということも考える必要があるかもしれません。学術情報公開においては、ダークアーカイブの利用を視野に入れて検討してはいかがでしょうか。

(参考)
科学技術振興機構(JST)、J-STAGEでのPorticoのダークアーカイブサービスの提供開始を発表 2018年4月27日http://current.ndl.go.jp/node/35924

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セミナー参加でのお役立ち情報- Supporter’s Activity –

学術情報XML推進協議会 総会

2018年8月2日学術情報XML推進協議会の総会に参加してまいりました。科学技術振興機構様のJ-STAGEについての報告を聴いてまいりました。

◆J-STAGEの現況

ORCID義務化に踏み切られた理由として、まずは「著者が誰であるのか?」を明らかにしたい、という思いがあったそうです。投稿者の中には、投稿時に所属等が不明な方や、メールアドレスが不審な方がいらっしゃるようです。投稿時に、そうした身元がよく分からない著者を判別するために、研究者固有のIDであるORCIDが役に立つのではないか、と考え実施に踏み切られました。
著者情報の確認以外にも、レビュアーや様々な学会活動の記録・業績として残せるようにしたい、という思いがあったといいます。

◆JATS1.1バージョンアップ(予定)

2019年3月末には、JATSが現在の0.4から1.1にバージョンアップ予定です。
【対応概要】
・記事単位のCCライセンス対応
・全文HTML(FULL-J, FULL-P)の表示項目追加
・定義値追加
・全文HTMLの本文中で使用できる要素追加
・PMC対応、arXiv id追加など

【旧BIB・SGML方式廃止】
それにともない、サポートはすでに終了していた旧BIB・SGML方式の完全廃止も予定されています。
2018年3月末時点で旧BIB形式での登載は、248誌あったそうですが、7月末現在は122誌にまで減りましたが、それでもまだゼロにはなっていないようです。
2019年3月末には、廃止されてしまいますが、書誌XML形式あるいは全文XML形式への変更はお済みでしょうか?
今一度、発行・登載されている学術誌をご確認いただければと思います。
弊社でも、J-STAGE掲載サポートを行っておりますので、お困りごとがございましたら、お気軽にご連絡ください。

J-STAGE登載についてもご相談ください!!03-6261-2707受付時間 9:00-18:00 [ 土日祝日除く ]

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相談解決事例 - Supporter’s Skill –

今回のご相談 :『学術大会の演題登録業務や大会サイト制作などをお願いしたい。』

ポスターを見て喜ぶLP博士前回号でも少し触れさせていただきましたが、弊社では最近、学術大会の広報関連業務の依頼が増えてきております。
学術大会の広報関連業務は主に、演題の収集・査読手配、大会サイト制作・運用、抄録集制作・印刷、その他印刷物制作など多岐に渡り、弊社ではそれらの業務をサポートさせていただく体制を構築しております。
過去の大会では、収集した演題のプログラム編成のお手伝いさせていただいたことや、運営スタッフの一員として大会
当日、会場ディレクターを担当した経験を、現在の学術大会の広報関連業務に活かしています。
「印刷物を作成する」という立場のみではなく、「大会運営をサポートする」という立場も視野に入れながら、今後も
学術大会のお手伝いをさせていただければと思います。

学術大会サイト制作もご相談ください!!03-6261-2707受付時間 9:00-18:00 [ 土日祝日除く ]

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当社のSpecialist -Episode 5-

メディア&ソリューション事業部 課長 山縣 真二

「学術情報発信」の肝となる電子ジャーナル登載用データ作成のスペシャリスト。
J-STAGEおよびPMC用の全文XMLデータ作成の実績が多数あります。正確且つ効率よく作業することを心掛けています。

【インタビュー】

XMLデータとは何ですか?またデータ作成で重要なポイントを教えてください。
XMLデータは主にシステム間のデータ交換等に使われています。用途からいうとCSV形式(カンマ区切りテキスト)のデータなどに近いですね。レタープレスのプロフェッショナル
CSV形式の場合は、1列目は「社員コード」、2列目は「氏名」…といった具合に列を基準にデータの意味が決められる
のに対してXMLの場合はタグといわれるものでデータの区切りと意味が決められます。見た目はホームページの記述
に使われているHTMLに近いです。データ作成で気をつけていることは、作業工程が多いのでやはりミスが発生しないように、工程毎に細心の注意を払って作業に取り組んでいます。プログラムを利用して極力自動化を図っていますが、例外的な部分はどうしても手作業での対応となります。ですので印刷の工程と同じく、ここでも校正といった確認作業が重要なポイントとなってきます。論文という非常に信頼性の求められるものを、J-STAGE等のプラットフォームを通じて全世界へ発信するわけですか
ら、ミスの無いようこれからもコツコツとデータ作成に取り組んでいきます。

新米 サポーターより - 編集後記 –

新人サポーター
早いもので2018年も残すところ3か月あまり…と思っていたら、もうすぐ平成も終わるところです。次の元号はどんなものになるのでしょうか。さて、一区切り、ところでいいますと、本ニュースレター「J×J supporters」は今回が19号、そして次はなんと記念すべき20号です。20回記念でなにか特別な企画が持ち上がるのか否かは神のみぞ知るところではありますが、2018年最終号もお楽しみいただければと思います。