学術情報を発信するニュースレター J×J Supporters
「J×J supporters Newsletter」はレタープレス株式会社が発行する「学術情報」発信に関するNewsletterです。
[No.15]
(2017年9月30日発行)
LOD(Linked Open Data)をご存知ですか?- Academic Information -
今回のAcademic informationでは、LODについて紹介させていただきます。
LODとはLinked Open Dataの略で、主に行政機関、官公庁、自治体、研究機関などが所有しているオープンデータ同士を結び付けて(リンクして)、誰でも自由に利用できるよう公開する(オープンライセンス)仕組みです。
日本では2012年の[電子行政オープンデータ戦略]に基づいて、多く利用されはじめています。
一般的にこのようなデータはW3C(World Wide Web Consortium)により規格化された、RDF形式(Resource Description Framework)と呼ばれるデータに変換して公開したり、TCV(タブ区切りのデータ)形式でLOD公開されています。This content in DBpedia Japanese is extracted from Wikipedia by DBpedia
This work is licensed under a Creative Commons Attribution-ShareAlike 4.0 International License.RDFについてはまた今後ご紹介させていただきます!!
- 参考(2017.9.21参照)
- Kouji Kozaki, LODで広がる オープンデータ活用の可能性, わかやまITカーニバル,2015年12年12日
電子ジャーナル掲載もご相談ください!!03-5817-8617受付時間 9:00-18:00 [ 土日祝日除く ]
セミナー参加でのお役立ち情報- Supporter's Activity -
J-STAGE新画面インターフェース切替・利用規約改訂説明会
2017年8月22日、31日に東京で開催されたJ-STAGE新画面インターフェース切替・利用規約改訂説明会に参加してまいりました。
2017年11月25日(土)に、J-STAGEが現行のインターフェースから、新しいインターフェースに変わります。その際、どのように・何が変わるのか、学協会・研究所など利用機関としては何を準備すればよいのか、などをご説明いただきました。
◆何が変わるの?
現在試験的に公開されている「J-STAGE評価版」のように、より見やすく使いやすいデザイン、よりジャーナルの特色をアピールできるような項目が増えます。また、モバイル対応になり、スマートフォンやタブレット端末でも読みやすくなります。
◆何が変わらないの?
記事の公開方法は、今まで通り編集登載システムを利用します。記事ファイル(全文XML形式、書誌XML形式)の構成も変更はありません。
◆移行スケジュール
10月上旬から11月中旬までは、画面の見た目の確認や、ジャーナルの情報の事前登録のため、利用機関確認環境(公開画面・編集登載システム)が限定公開されます。
11月25日(土)から新しいインターフェースに移行します。これ以降は、どの機関・ジャーナルも、旧J-STAGE画面は見られません。◆移行までに何をすればいいの?
学協会様の方で、移行までに必ずやらなければならない設定などはあるのでしょうか?新インターフェースへの移行に際して、何もしなくても、現在登録されているデータは引き継がれますので、何か問題が起きるということはないそうです。(一部、ヘッダー画像の廃止などにより、J-STAGE本体からなくなる項目はあります。)
この改訂を機に、ジャーナル紹介文を編集したり、インパクトファクターを掲載したり、おすすめ記事を紹介したり、顔写真付きの編集委員会紹介を設定してみたり、リンクバナーを貼ってみたり、ジャーナルの独自色をアピールしてみてはいかがでしょうか。
ジャーナルの閲覧数・引用数・投稿数の増加、そして学協会様の活動や発信力強化につながるでしょう。
J-STAGEへの登載もご相談ください!!03-5817-8617受付時間 9:00-18:00 [ 土日祝日除く ]
相談解決事例 - Supporter's Skill -
今回のご相談 :『J-STAGE新画面公開に向けた設定変更の無料サポートを行います』
今号のSupporter’s Activityでもご案内させて頂きましたように、今年の11月にJ-STAGEが新画面での公開に切り替わります。
今回の新画面への移行では、基本的には毎号の論文アップロード作業には変更はございません。が、実はJ-STAGE上のジャーナルのトップページや、編集委員のご案内ページには、学協会様自ら設定が必要な箇所がございます。その設定をしなくても閲覧自体に問題は起きませんが、説明会資料にも記載がある様に、未設定のままでは大変味気ない見た目になってしまいます。
今回の移行にあたり、国内で4回程説明会が開催されましたが、全ての学協会様が参加できているわけではないと思います。弊社では、学術印刷に携わる営業全員が説明会に参加し、それぞれの疑問点・確認事項を共有しておりますので、設定変更が必要な箇所のご案内や、同席しての設定変更サポートをさせて頂いております。
ご不明点がおありの学協会様は、是非お気軽にお声掛けください。
J-STAGE登載設定もご相談ください!!03-5817-8617受付時間 9:00-18:00 [ 土日祝日除く ]
当社のSpecialist Episode 1>
東京営業所 所長 三枝 央
ブランドマネージャー、ウエブ解析士の資格を持ち、学会誌発行は勿論のこと、WEBサイトの提案、システムを用いた業務改善など、印刷・出版分野に留まらず「学協会様のパートナー」になるべく、日々、活動しております。
【インタビュー】
- 学協会様向けに、営業として最も大切にしていることは何ですか?
- お客様の問題や課題を解決するということを、とても大切にしています。
従来、印刷会社は、お客様から印刷物の仕様の要望を受けて、それを印刷物として「忠実に納品する」ことを重視してきたと思います。
私はお客様の要望のみならず、お客様のGOAL(目的)に近づくために、より最適なご提案をすることが重要だと考えています。そのためにまず、お客様の抱える問題をヒアリングして【どのような問題を解決するために印刷物が必要なのか?】ということをお伺いします。その上で、その問題を解決する手段をご提案するよう心掛けています。
勿論、その解決手段は印刷物でないケースもあります。そのため様々なアプローチでご提案できるようにブランドマネージャーやウエブ解析士の資格を取るなどして日々、勉強・実践を重ねています。
また学術情報発信に関わる最新の動向を学ぶために、セミナーや協議会の会合等に積極的に参加し、日々の提案に役立てています。
新米 サポーターより - 編集後記 -
今号は、4つのコーナーのうち2つでJ-STAGEの新画面公開について取り上げました。弊社東京営業所の営業も8月の説明会には全員参加し、社内でもJ-STAGEの話題がいつになく活発に飛び交っております。
さて、J-STAGEがいよいよ新しい画面になるということですが、J×J Supporters Newsletterも新しくなったことにお気づきでしょうか? No.14で「レタープレスの歴史物語」が完結し、今号からは弊社のスペシャリスト紹介コーナーが始まっております。営業だけでなく、弊社の各部署のスペシャリストにインタビューをし、Q&A形式で皆様にお伝えしていく予定です。私は、似顔絵イラストもひそかに楽しみにしております。