学術情報を発信するニュースレター J×J Supporters

「J×J supporters Newsletter」はレタープレス株式会社が発行する「学術情報」発信に関するNewsletterです。

[No.10]
(2016年6月25日発行)

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利益相反(COI)という言葉をご存知ですか??- Academic Information -

近頃、特に医学研究論文の分野で「研究成果の利益相反に関する申告・記載がなされていますか?」…などと投稿時に確認されることもあるため、「利益相反」についてご存じかも知れません。

利益相反(Conflicts of Interest:略COI)とは、産学連携の研究活動において「企業利益と公的利益が追求される中で、どちらかが利益となりもう一方が不利益になるという状態」のことをいいます。
COIを避けることは難しく、少なからず発生していると考えられます。

COI(利益相反)とは_企業利益と公的利益の追求により板挟みになるLP博士

このような状態は「悪いことではないか?」感じることもあるかもしれませんが、利益相反という事態を問題とするのではなくマネジメントが重要といわれています。
学会・協会様でもCOIを適切にマネジメントするために、開示や宣言のルールを制定する取り組みが進められています。

参考(参照:2016.6.1)

日本医学会, 医学研究のCOIマネージメントに関するガイドライン, 2015年3月(PDF)

 

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- Supporter's Activity -

一般社団法人ウェブ解析士協会による「ウェブ解析士」資格取得のお知らせ

2016年3月に、レタープレス株式会社 東京営業所の社員1名が、一般社団法人 ウェブ解析士協会(WACA)による「ウェブ解析士」の資格を取得いたしました。
弊社の「ウェブ解析士」第1号のお知らせは、Facebookでも発信し、「経済レポート」(平成28年4月12日 (株)経済レポート発行(広島市))にて記事を掲載いただきました。
その後、さらに東京営業所の社員が2名、5月に「ウェブ解析士」の資格を取得いたしました。
現在、東京営業所では、「ウェブ解析士」3名体制で動いております。

「ウェブ解析士」とは?

「ウェブ解析士」とは、近年、必要とされているWEBマーケティングやウェブ解析・アクセス解析のための専門資格です。
現在、WEBに関するマーケティングは、目標値の設定に則した現状分析や目標を達成するための計画立案など、多岐にわたる能力が求められています。
この度、弊社の社員が取得した「ウェブ解析士」は、実務で活躍できる成果につながるウェブ解析・改善ができる人材を育成するための認定資格です。

学協会様において、「WEBを利用した学術情報発信など、どのようすればわからない」、「学術誌をWEBを利用して広報したい」などのお悩みやご要望がございましたら、お気軽にお問合せください。
お悩みやご要望に対して、それぞれ最良のご提案をさせていただき、解決できればと思います。

 

参考(参照:2016.6.1)

一般社団法人ウェブ解析士協会

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相談解決事例 - Supporter's Skill -

今回のご相談 : 引用文献の確認に時間が掛かって大変です

論文誌発行までの査読や校正作業の中で、引用文献の表記・記載内容のチェックというのは先生方・事務局様にとって、大変なご負担になっているというお話しを頂きます。
引用文献チェック
しかも、論文誌の多くが電子化されてきている中で、引用文献の適切な記載は、インターネット上での引用文献元との相互リンクを担保する上で欠かせないものとなっております。

学協会様におかれましては、投稿規定を周知されておられますが、誌名・発行元・頁番号など、各論文誌によって記載の仕方が異なっている事もあり、ご執筆者の先生に徹底して頂くのも中々難しい現状がある事も否めません。

弊社でも論文誌面組版の際に、投稿規定に沿った引用文献の表記について校正ゲラに注釈を入れて確認させて頂いたり、引用文献が正しくリンクされるか確認するなどを行なっておりましたが、事務局様同様に大変な労力を費やしておりました。

そのような状況を打開するべく、弊社では引用文献チェックツールを準備し、引用文献の表記と記載内容を自動でチェックすることが出来るようになりました(現状、欧文誌のみ対応しています)。
これにより、先生方・事務局様で確認頂かなくても、データベース上の引用文献と整合性を確認し、それを論文誌毎の投稿規定に沿った形で表記させていただくご提案を致します。
またその際にはdoiも自動で確認いたしますので、電子ジャーナルとして公開する際に、文献にdoiを元にしたリンクを付与する事も可能です。

引用文献の表記統一、内容確認をご負担に思っておられる学協会様、ぜひ一度お問い合わせください!

引用文献チェックサービスについての詳細はこちら

電子ジャーナル登載については当社にご相談ください!!03-6261-2707受付時間 9:00-18:00 [ 土・日・祝日除く ]

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学術と共に歩んだ120年。レタープレス株式会社の歴史物語 No.10
―学協会から必要とされること

達朗が東京営業所長として奮闘し数年経った。紹介ではあるが少しずつ新規の仕事が増えてきた。
飛び込み営業では未だ大きな受注には繋がっていなかったが、学協会の実情がわかってきたことにより今後の方向性に対する大きなヒントを得ていた。

「編集作業までお願いできませんか?」
「入稿から発送まですべて任せられる業者がいれば助かるのだけど・・・」
「ちょっとした事務作業を代行してもらえないかしら?」

新規訪問の際には職員さんからこのような声が多く聞こえてきた。
セミナーで入手した電子ジャーナル等の情報は興味深く聞いてはくれたが兎に角、日ごろの業務が忙しそうでそれどころではなさそうな印象だった。

レタープレスの歴史物語:学協会様に何が提供できるか悩むレタープレス社長

「まずはお客様が必要と思っていることに応えないと!!」

達朗は日頃から聞く「お客様の声」を纏め、自社で対応可能かどうかを考えた。
現在、対応できないことは体制を整えることができないか社長である父の達夫に相談した。
また、東京でも仕事が少しずつ増えていることから自分の片腕となる社員を広島から呼ぶことにした。

達朗は呼び寄せた社員とともに、学術雑誌において入稿から封入発送までをパッケージ化し提案することを考えていた__。

 

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新米 サポーターより - 編集後記 -

新人サポーター

今号は、弊社東京営業所員がウェブ解析士を取得したお知らせや、引用文献チェックサービスについてご紹介いたしました。
「歴史物語」コーナーでは、印刷だけでなく、入稿から封入発送まで、一貫して弊社にお任せいただける体制を整えるべく、物語が展開していきます。

また、2016年5月には、東京営業所が移転いたしました。
会議室も広くなりましたので、ぜひ足をお運びいただければと思います。

新しい資格や技術、新しいサービスやご提案、そして新しい事務所での新体制で、これからも学協会の皆様のお役に立てますよう、社員一同精進してまいります。